「AI時代でも仕事はなくならない?」、企業と個人が「選ばれる」ための生存戦略。勝ち残る企業と消滅する企業の「差」とは?

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東京の街並み
変化の激しい時代において、企業経営の本質を見失わず、舵取りをしていけるかどうかが生き残りの大きなカギとなりそうです(写真:今井康一撮影)
「働き方改革」「人的資本経営」「女性管理職比率」「ワークライフバランス」「副業・兼業」「ダイバーシティ」──。昨今、さまざまなキーワードが企業経営の重要テーマとなっている。
多くの企業がこれらのテーマに沿った施策を打ち出しているが、果たしてそれは、企業の持続的な成長や働く個人の幸福に真に貢献しているのだろうか。
リンクアンドモチベーション代表取締役会長の小笹芳央氏は、「企業は世の中の潮流に乗るためにトレンドワードに飛びつくが、いつの間にかその本質を見失い、手段が目的化してしまっているケースが少なくない」という。
小笹氏の著書『組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座』を再編集し、経営やマネジメント、個人の働き方の本質について、5回にわたって迫るシリーズ。最終回の本記事では、激しい環境変化の中、企業はいかにして競争力を発揮していくべきかを解説する。キーワードは、「労働市場適応」だ。

AIが進化しても仕事はなくならない

「このままAIが進化していったら、いよいよ職を失うかもな……」

そんな危機感を覚えたことがある人も、少なくないだろう。

近年、AIをはじめとするテクノロジーはすさまじい勢いで進化しており、私たちの生活は非常に便利になった。こうした中、テクノロジーの進化によって、私たちの仕事が奪われるのではないかと危惧する声も大きくなっている。

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