「フェリー? 雑魚寝でツラそうだし、ごはんも微妙でしょ」→それ間違いです! 実は最高「フェリー船内グルメ」の多様な楽しみ方
同じ関西~北九州・新門司港間を走る「名門大洋フェリー」「阪九フェリー」のグルメは、ある意味ライバル同士で対照的だ。
ズラリと並ぶバイキングで勝負する名門大洋に対して、阪九は熊本「みやび鯛」、宮崎「黒瀬ぶり」や宮崎地鶏・熊本あか牛など九州のブランド食材を新門司港で運び込み、厨房の腕が試される一品料理で勝負を賭ける。
ご当地ブランド魚の新鮮な刺身・煮つけやチキン南蛮、もも肉グリルやステーキなど……阪九フェリーの一品料理のショーケースの充実ぶりは、「この船の料理人は腕利きだぞ、どうだ!」と言わんばかりの迫力で、乗船客を迎える。


ほか、新日本海フェリー(舞鶴港・敦賀港~小樽港など)なら、名物の「ビーフシチュー」「オリジナルハンバーグ」は外せない。また、東京九州フェリー(神奈川・横須賀港~福岡・新門司港)の名物「洋上バーベキュー」で、吹き抜ける海風をたっぷり吸いながら肉や野菜を焼くのもいいだろう。
船上での本格的な食事・バイキングについてくるのは、海の眺めや潮風という、地上では得られない絶品のスパイスだ。ただし見晴らしのいい席は争奪戦となるので、覚悟をもって挑みたい。
なぜか食べたい定番メニュー「フェリーと言えばうどんorカレー」の不思議
フェリーで楽しめる食事は、豪華なものだけではない。
西日本のフェリー航路だと、なぜか多いのが「フェリーといえばうどん」。各船に名物うどんがあり、多くの人々が食堂に押し寄せるのだ。


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