「フェリー? 雑魚寝でツラそうだし、ごはんも微妙でしょ」→それ間違いです! 実は最高「フェリー船内グルメ」の多様な楽しみ方

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数百キロを航行する大型フェリーには、普通のレストランとほぼ同じような厨房がある。中ではシェフが波に揺られながら、鍋を振って揚げて、焼いて……フルコースや定番料理を、船上で提供している(各社とも季節により大幅入れ替えあり)。

フェリーのバイキングコーナー
「さんふらわあ くれない」バイキングコーナー(筆者撮影)

例えば大阪~別府間「さんふらわあ くれない・むらさき」のバイキング「瀬戸内ビュッフェ」なら、2022年の就航当時から名物の「さんふらわあ手ごねハンバーグ」や「神戸牛ボロネーゼ」など、メニューの種類は常時30種類以上。地上のバイキングレストランとほぼ変わらない、充実したラインナップだ。

太平洋フェリーのバイキング
太平洋フェリーのバイキング(筆者撮影)

2日間乗っても飽きないメニューに

また、約40時間かけて苫小牧港~仙台港~名古屋港間を航行する「太平洋フェリー」だと、船ごと・時間ごとにメニューを変えてバイキングを実施。夕食なら切りたてのローストビーフや「仙台マーボ焼きそば」などのご当地料理など、朝・昼・夜ともに充実している。

ポイントは品揃えの多さ。丸二日間近い乗船時間で、最大5食バイキングを食べに行っても、飽きさせないような品揃えになっているのだ。乗客を楽しませる、おもてなしの心が発揮された結果、多様なメニューが提供されているわけだ。

チョコフォンデュ
「さんふらわあ くれない」チョコフォンデュ(筆者撮影)

また、とあるフェリーの料理長いわく「夏休みの子ども向けメニューは各社とも力を入れているけど、ウチは他社に絶対負けませんよ。思い出を作ってもらいます!」と胸を張って語っておられた。

この時期は、各社とも競うようにチョコフォンデュ・ケーキ作りやお祭り屋台などのコーナーが設置され、レストランの至るところで子どもの歓声が上がる。

ブリ刺身などの料理
阪九フェリーのブリ刺身、チキン南蛮など(筆者撮影)
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