先ほど述べた「人工甘味料」もそうですが、「香料」や「酸味料」などの添加物の入った飲み物を子どもに日常的に飲ませるのはいかがなものでしょうか。
そうでなくても「酸味料」も「香料」も数種類をまとめて表示していい添加物。実際のところ、私たちには何がどのぐらい使われているのかはわからないのです。
スポーツドリンク、略して「スポドリ」も子どもの大好きな飲料です。
「熱中症予防のドリンクとして子どもに積極的に飲ませている」という親御さんもいらっしゃいます。
しかし、このスポーツドリンクも500mlで砂糖換算30~40gの糖分が入っています。スポーツドリンクというとなんとなくヘルシーというイメージがあるけれど、子どもに飲ませるには糖分過多が気になります。
またスポーツドリンクも「酸味料」や「香料」「人工甘味料」などの添加物が使われていることがあり、本当に「健康的な飲料」なのか疑問です。
スポーツドリンクは運動で失われた水分やミネラルを素早く補うための飲み物です。なにも市販のものを買わなくても自分で手作りできます。
「安部流スポーツドリンク」の配合を伝授
以下、「安部流スポーツドリンク」の配合を伝授しましょう。2リットルのペットボトルに下記の材料をよく混ぜて冷蔵庫で冷やすだけです。
伝統的海塩 10g(0.5%)
レモン果汁 15ml~30ml(大さじ1~2)
ハチミツ 50ml~100ml(分量の水の一部で溶いてから全体に混ぜる)
「甘味(ハチミツ)」と「酸味(レモン果汁)」はお好みで調整してください。
コツはいい塩を使うことです。飲んでみるとわかりますが、あっさりしてちょっと物足りなさを感じる味です。でも、この「物足りなさ」こそが飽きることなく飲めるポイントなのです。
このほか、私が考案した「安部おやつ」(無添加ヘルシーおやつ)では「夏のドリンク」として「赤紫蘇ジュース」「新しょうがエール」など、ヘルシーなドリンクを紹介しています。どれも簡単にできるものばかり。

お子さんには、ぜひこうした「本当に健康にいい飲み物」をあげてほしい、と「食の安全と食品添加物の専門家」として強く願っています。
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