「ズレている」が最強の武器になる時代 世界のリーダーが実践する“ユニーク思考”の正体

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1:AI技術や自動化が進み、人間に求められるのは創造性や個性になってきている。
2:情報・技術の普及により、あらゆるものがコモディティ化し、「唯一無二の価値」が差別化のカギとなっている。
3:SNSを通じて個人が影響力を持ち、ブランドを形成できるようになった。
4:コラボレーションが価値を生む時代において、ユニークな個人同士の連携が求められるようになってきた。
5:副業・フリーランスの増加により、企業よりも個人の強みが問われるようになった。
6:「何を買うか」より「誰から買うか」のほうが重視される時代になりつつある。
7:学歴や社歴に依存しない「自分だけのキャリア」をデザインする時代になった。

こうした変化の中で、「ユニークさ」はまさに競争力そのものであり、磨くべき能力として注目されています。

破格の成果を出す人たちの共通点

スティーブ・ジョブズ(Apple共同創業者)やイーロン・マスク(SpaceX・Tesla CEO)、ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)、リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ創業者)、イングヴァル・カンプラード(IKEA創業者)といった人物は、まさにその象徴的存在といえます。彼らは自らの習慣・哲学・視点を貫くことで、社会や産業に大きな影響を与えてきました。

スティーブ・ジョブズは服装のルールを固定化(思考の無駄を削減)するため、毎日、黒のモックタートルネック・ジーンズ・スニーカーのスタイルを貫きました。

「何を着るか」という決断のエネルギーを節約し、創造的な仕事に集中しました。また重要な話し合いは、オフィスの会議室ではなく、歩きながら行いました。歩くことで発想が活性化し、よりオープンな議論ができると考えていたようです。

さらに製品の「美しさ」への異常なこだわりを持ち、iPhoneやMacの見えない内部の設計にも美しさを求めました。「ユーザーが見えない部分にも完璧さを追求する」ことで、一流の製品を生み出したのです。

仏教と禅の影響も大きかったようです。若い頃インドへ行き、禅の考え方に影響を受け、シンプルさ・本質を見抜く力を磨き、「不要なものを削ぎ落とす」デザイン哲学につながりました。

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