「アイドル年齢が"精神寿命"を超えて…」「"イラストの力"で推しが増えて…」ヲタクを描いた鹿目凛のアイドル人生

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「このままじゃいけないなと思いつつも、家でだらだら動画を見ていたときにこの曲を聴いて、当時の(でんぱ組.incの)メンバーが私と同じような境遇からアイドルとして自分を変えようとしている姿にすごい胸を打たれて、私もアイドルになったら自分を変えられるかな、と思ってアイドルを目指しました」

いまの自分を変えるためにアイドルになりたい。このでんぱ組.incとの出会いが鹿目の後の運命を決定づけた瞬間だった。

スカウトされに原宿を歩く

原宿でスカウトされることに成功しアイドルへの道を切り開いた(撮影:今井康一)

アイドルになりたいとは思いながらも当時の鹿目にはアイドルになる方法がわからず、思いついたのがスカウトだった。

「当時はアイドルのオーディションを受ければいいってことがわからなくて、原宿でスカウトしてもらおうって思ったんです。それで、ピンクのワンピースに白いタイツにローファーみたいな当時の個性的な原宿ファッションのファンシーな感じで(笑)」

スカウトブームも相まって、1日で10社以上に声をかけられたこともあった。

そして、そんな中から選んだアイドル事務所に所属。アイドルグループ、ベースボールガールズのメンバーとして初ステージに上がる。

鹿目凛、18歳の夏だった。

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