英Nothing、最新スマホ「Nothing Phone (3)」で“光る背面”を廃止。新たに搭載したGlyph Matrixと独自OSで他社との差別化を図る

新興スマートフォンメーカーであるNothing(ナッシング、Nothing Technology Limited)から最新のスマートフォン「Nothing Phone (3)」がグローバル向けに発表された(日本市場向けのアナウンスも追ってあると思われる)。同社はこれまで背面に光るライトを搭載したスマートフォンなど、他社とは異なる個性ある製品を送り出してきた。そのNothingの新モデルは外観デザインだけではなく、機能や使い勝手を大きく向上させ、さらに製品スペックも他社のハイエンドモデルクラスとなった。Nothingはこのスマートフォンを武器に、スマートフォン市場での存在感をさらに高めようとしている。
デザインと機能で際立つNothing Phone (3)
Nothingは2020年に創業した若いメーカーだ。これまで販売されたスマートフォンの数は日本で5機種、グローバルでは6機種と数は少ない。しかし毎年1〜2機種のスマートフォン新製品を投入しており、そのいずれもが注目の製品となった。アップルのiPhoneやサムスン、ソニーなどのスマートフォンと比べると、Nothing Phoneはまだマイナーな立場にすぎない。しかし、個性的で唯一無二の魅力を持つNothing Phoneは、スマートフォン市場で着実にその存在感を高めている。
今回、発表されたNothing Phone (3)も、外観は一見して他社製品とは異なる独自のデザインが際立つ。モノトーンのホーム画面にタイル状のウィジェットが整然と並ぶ様はシンプルで直感的な操作性と洗練されたデザイン性を両立している。OSのベースはAndroidだが、これらユーザーインターフェースを自社で開発したNothing OSを搭載している。ほかのAndroidスマートフォンと比較しても、操作画面の使い勝手や視認性は群を抜いている。
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