スッキリして気持ちのよい汗・ベタベタして不快な汗は何が違う?医師が解説する「この夏を乗り越える“よい汗”のかき方」

ベタベタして不快な汗、どんな対策が必要?(写真:tabiphoto/PIXTA)
ベタベタして気持ち悪い一方、サウナなどではスッキリする。付き合い方が難しい面もある「汗」。どんな対策をとれば、気持ちよくこの夏を過ごせるのか――。
病気が原因でかく汗も含め、誤解が多い汗の正しい知識をお届けします。
気持ちよい汗、不快な汗の違い
同じ汗でも、サウナでかく汗は「スッキリする」「気持ちがいい」と感じる一方で、夏の通勤や外出時にかく汗は「ベタベタして不快」と感じる方が多いのではないでしょうか。
これは、汗の性質や出方、汗をかく環境によって、感じ方が大きく異なるためです。
まず、サウナのような高温環境での発汗では毛穴が開きやすく、汗腺の1つであるエクリン腺から、水分が主体の汗が一気に流れ出します。このときの汗はミネラル(ナトリウムやカリウムなど)濃度が低く、サラサラしており、蒸発しやすいのが特徴です。
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