1人で成長できてしまう時代に「助けてもらう技術」が重要な理由。ソフトスキルを無駄と切り捨てない人に見えている世界
会話の「最初の3分」は相手の話に集中
初対面の相手やひさしぶりに会う人との会話では、最初の3分間が大切。この短い時間に、親近感や信頼感がほぼ決まるといっても過言ではないのだ(PART 5より)。
そして、この3分間を最大限に活用するための鍵は、自分の話をするのではなく、相手の話に耳を傾けることにある。具体的には、次のようなステップで進めればいいようだ。
❶挨拶後すぐに質問をする
初対面の相手との挨拶直後はぎこちない雰囲気になりがちなので、「寒暖差が大きいですよね。御社のみなさんは体調いかがですか?」というように、相手が話しやすいテーマを提供する。
❷相手の話に耳を傾け、共感を示す
相手が話している間は、「なるほど、おもしろいですね。社員の反響はいかがですか?」などのリアクションを挟みながら相手の話を引き出す。
❸自分の話を控える
最初の3分間は自分の話を極力抑え、“待つこと”を意識する。
もちろん、ここでご紹介したことだけがすべてではなく、本書ではさらに広範な“効果的な習慣”が紹介されている。しかも先述したとおり、どれもシンプルなものばかりだ。
たとえば著者の場合、ちょっとしたことばの使い方やタイミングを意識するだけで“協力してくれる人”が増え、仕事が楽になって、効果が出やすくなったそうだ。そんなところからもわかるように、「もっと周囲に応援される人」になることは決して難しくないのだ。
しかも、いますぐに大きく変わる必要もないだろう。大切なのは、きょうから試せる「小さな習慣」をひとつずつ積み重ねていくことなのだから。それを続けていけば、やがてその習慣がキャリアを大きく変えてくれることになるのである。
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