「ニュース番組に取り上げられるコツ、教えますよ?」 PR会社が密かに開催する「ニュース番組に出る」セミナーの"嘘"
ニュース番組のプロデューサーは課長や部長といった管理職でもあります。それゆえ番組内容に責任を持つと同時に、人材育成も託されています。だからこそ、自社の部下には硬派なテーマに挑ませる、というわけです。
同じ理由で、「年末特別番組」や「開局◯周年特別番組」といった予算と時間が潤沢に使える機会も、テレビ局の社員中心の体勢で取り組みます。
では、こうしたテレビ局の対応方針を踏まえて、企業はどのようにアプローチすべきでしょうか?
結局はテレビ局社員にアプローチするのが近道
あらゆるケースで、テレビ局の社員に情報提供すれば間違いありません。取材先の最終決定は、必ず発注元であるテレビ局社員が下すからです。
単に飲食店や旅館、ホテル、デパートが季節のキャンペーンや新メニュー、物産展を紹介して欲しいというケースであれば、制作会社でも大丈夫でしょう。ですが、前述のような硬派なテーマであればテレビ局社員、なかでもエース級の社員に狙いを定めて、情報提供すべきなのです。
ではエース級の社員にアプローチするには、どうしたらいいのか。たとえば、『ガイアの夜明け』のようなドキュメンタリー番組では、番組の最後に制作したディレクターの名前が流れます。「硬派なテーマを扱った回」を探し、その回のディレクター宛に手紙を送るという方法があります。
あるいは、手紙を送る際に宛先を「プロデューサー」にしてしまうのです。プロデューサーが興味を持てば、そのテーマにふさわしいディレクターに渡してくれるでしょう。
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