先述の通り、席はそれぞれ仕切られており広々と使われている。さらにWi-Fiもあり、席によってはコンセントもあった(店舗により異なる可能性あり)。出張時、ちょっと時間が余った際にも作業しながら時間をつぶすこともできる。仕切りがあるので、ちょっとした打ち合わせにも使えるかも。メニューも食事からコーヒー、甘いものまであるので腹具合にかかわらず使える。覚えておいて損はない。
実際に筆者が訪れた際も客層はさまざまだった。パソコン作業をしているサラリーマンやおしゃべりに興じるママ友グループ、昼食をとる高齢の夫婦、読書にふける女性一人などおのおのの時間を楽しんでいた。
昔は「デカ盛りパフェ」もあった
かなり造りこまれたデザインで、独自の世界観を表現している「羅布乃瑠沙羅英慕」。一方で何でもアリなカオスなメニュー構成。このギャップが何とも言えない魅力だ。店をつくった人のこだわりを感じる。内装費は安くはないだろうし、150近い品数はオペレーションや在庫管理もかなり大変なはず。店舗数が縮小してしまったのは、こだわりの強い店づくりゆえ経営面に難しさがあったのではないだろうか。
筆者も実家近くに「羅布乃瑠沙羅英慕」があり、子どもの頃によく利用していた。当時は「パフェがすごい店」の印象が強かった。現在よりもパフェの種類が多く、毎回どれにするか悩んだ記憶がある。中には「誰が頼むんだろう?」と思うほどの、飾り切りされたフルーツがてんこ盛りにされたデカ盛りパフェなどもあった。今回、20年ぶりくらいに訪れたらずいぶんパフェの種類は減っており、そうした「やりすぎメニュー」が中心に淘汰されていた印象だ。その分、ジャンル問わない食事メニューが増えておりお客の間口を広げているようだ。
一時から比べると店舗数は減ってしまったが、唯一無二の魅力を持つ、これからも続いてほしい店である。近くに出張の際はぜひ立ち寄ってみてほしい。
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