「あなたの価値をAIが奪う!」オフィスワーカーが生き残るために必要な力とは?

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ChatGPTを少し触ってみただけで「思ったより使えないな」などと言って安心していませんか?(写真:Supatman/PIXTA)
AIはタスクを肩代わりし、私たちの働き方を根本から変えようとしています。特に、オフィスワーカーの定型業務はAIに代替され、真面目に働くことだけでは市場価値を維持できません。すでに始まっている「AI時代」に、人材価値や会社が雇う意味を解説します。
※本稿は『反逆の仕事論 AI時代を生き抜くための"はみ出す力"の鍛え方』より抜粋・編集を加えたものです。

「AIのおかげで仕事がラクに」は大間違い

よく誤解されますが、AIは「職業」を丸ごと代替するものではありません。今ある職業の多くは、きっと今後もしばらくは残り続けることでしょう。

そしてだからこそ、多くの方が「このまま安穏と過ごしていても、当面問題なく今の職を続けられそうだ」という錯覚を抱いているのだと思います。しかしその裏で、あなたの知らないうちに、職場であなたがこなしている「タスク」は着々と奪われているのです。

こう聞くと「タスクを肩代わりしてくれるなんて、最高じゃないか。AIのおかげで仕事がラクになる」と思う方もいるかもしれません。しかし、そこからぜひもう一歩踏み込んで、その先の社会を考えてみてください。

プレゼン資料や営業用のスクリプトは、AIに作らせたほうが格段に早いうえに高品質。デザインやキャッチコピーのような細部をつついてみても、質・スピードともにAIのほうが上。顧客や社内からの細かいメール・チャットの対応も、AIによって自動化可能。市場分析やマーケティング戦略の策定のような「データ」を扱う仕事に至っては、もはやAIの独擅場……。

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