《部下になった元上司に注意したい!》 機嫌を損ねずに、最大のパフォーマンスを発揮してもらう方法とは?
コミュニケーションで不要な摩擦が起きないように、フィードバックのときだけでなく、日頃から言い方を意識しておくのが理想的ですね。
ポジティブなことは積極的にフィードバックする
年上の部下のなかには、
「わたしなんて、どうせ誰にも相手にされない」
「誰も必要としてくれない」
と思い込み、承認されない孤独感を持つ人もいます。
でも、関わり方次第で、そういった人たちも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるようになるのです。
まずは、その人の行っていることが、チームにとってどれほど役に立っているかを具体的に言葉や態度で伝えましょう。
「Aさんがこれを進めてくれて、とても助かりました」
「このことについて教えてくれませんか?」
「Bさんに力を貸してもらえませんか」
と頼るようになったら、いきいきと活躍し始めたというケースもあるのです。
もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、ポジティブなフィードバックをしているとチーム内も明るくなるので、ぜひ取り入れてみてください。
次のような表現もおすすめです。
「Cさんの仕事の仕方はわたしも見習いたいです」
「前に教わったことが、とても勉強になりました」
「いまのお話は、今後の参考になります」
「ここは、こういった言い方があるのだと学びになりました」
年上の人の場合には、言葉遣いにも配慮が必要です。
たとえば「さすが」という言葉は、もともと下の立場の人を評価する言葉なので、年下の人から言われて嫌な気持ちになる人もいるかもしれません。