「おやじの会」はPTAの代わりになれるか? "保護者ボランティアの理想形"ここにアリ

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「おやじの会」の最大の特徴は、すべての活動を「この指とまれ」方式で、つまり「やりたい人がやっている」という点です。そのため、「やらされ感」で嫌々活動している人の姿はまず見られません。そこが、PTAとはもっとも異なるポイントでしょう。

会費も集めないところが多く、何かイベントをやるときは、その都度カンパを集めたり、スポンサーを募ったりします。最近は、自治体の助成金や、地域の団体として活動費を受けるケースも増えてきました。PTAと同様に、バザーやお祭りの収益金を運営費にあてる場合もあります。

「おやじの会」こそPTAの本来の姿

「日本おやじの会連絡会」代表の山下重喜さんは、「おやじの会」の歴史について、このように話します。

「恐らく全国でいちばん最初にできたのは、1983年、川崎市の『おやじの会・いたか』だと思います。今と違って、子育ての場に父親の存在感がほとんどなかった時代です。妻や子どもに『おやじ、いたか!』と言われていたため、自虐的に『いたか』という名称になったとか(笑)。

2000年代に入った頃から全国的に増え始めて、いまでは4000~5000団体くらいはあるでしょうね。僕の住んでいる京都市には200近い『おやじの会』がありますが、隣の市は2つか3つしかありませんから、地域によって差はあります。

『全国おやじサミット』というイベントも毎年やっていて、13回目の今年は愛媛でやります(2015年11月)。開催地は強制的な持ち回りなんかじゃなく、みんな懇親会の場で立候補するんですよ。『来年はうちがやる』『その次はうちがやる!』って、先の先まで決まっていくんです。

『おやじの会』は会費も予算もありませんから、サミットをやるための資金調達は、開催地に任せています。どうしてもお金がない!というときは、小学校を会場にしたっていい。お金をかけずにやる方法は、いくらでもありますからね」

なるほど、「おやじの会」はこのように、ふだんの活動から全国サミットに至るまで、実に自由&楽しそうに活動しています。それもこれも、「やりたい人がやっているから」こそ、可能なのでしょう。

PTAしか知らない人から見ると、「そんな活動の仕方が、アリなのか!?」と驚いてしまいますが、考えてみたら本当は、PTAだって「こういうもの」のはずではないでしょうか。

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