私が聞いていて腹立たしいと思ったのは、監査法人に報酬として毎年約10億円も支払っていたことと、当時の社長の報酬として約1億3000万円も支払っていたことだ。監査法人の仕事は、会計が適切かどうか判断するのが仕事であるにもかかわらず、後になって7年間で1500億円も訂正した。
東芝の監査法人は、新日本有限責任監査法人で一流だと思うのだが、それでもこのようなことが起きてしまった。また、東芝ОB株主は、当時の経営者に対して(社歴でいうと後輩になる)怒りをあらわにしていた。
売上高6兆5000億円、従業員約20万人というグローバル企業の不適切な会計の影響は大きいなと思った。東芝の終値は、8.5円高の300.4円。日経平均は、457円高の1万7388円と大幅反発。
本業で勝負できなかったのがワタミの敗因
[10月1日(木)] 午前3時、日経225先物は80円高の1万7410円。NYダウは235ドル高の1万6284ドルと続伸。米、雇用改善を好感。ワタミ(7522)が介護事業を損保ジャパン日本興亜ホールディングス(HD)に210億円で売却すると発表。しかし、株価は80円安の850円と大幅安。
個人的には、今のワタミの状況からすると介護事業を売却し居酒屋事業に専念するのは正しい判断だと思うが、株価はマイナスに評価された。
今思うと、若者のアルコール離れとか言って、じり貧の居酒屋事業をそのままに、ワタミの宅食(お弁当の宅配事業)や介護事業と居酒屋事業のマイナスを補う形で拡げてきたが、本業の居酒屋事業で勝負しなかった(できなかった)ことが、戦略としてまずかったのではないかと思う。日経平均は、334円高の1万7722円と大幅続伸。
[10月2日(金)] 午前3時、日経225先物は、150円安の1万7540円。NYダウは、12ドル安の1万6272ドル。8月の有効求人倍率は、1.23倍に上昇し、23年7か月ぶりの高水準だそうだ。
マルハニチロ(1333)を1650円で300株、1648円で300株買う。7月8日に2130円で売っており、買い戻した格好。年1回、3月期末の配当と優待の権利取り目的なのだが、優待目的保有銘柄は、上がっても下がっても売買しないケースもあるが、大きく上がったら一度売って、安くなったら買うのが理想的。
ただ、最近はビックカメラ(3048)のように長期優待制度がある銘柄だと、上がってもなかなか売れない銘柄もある。21時30分、9月の米雇用統計は、14.2万人増と予想を6万人も下回る。また7月と8月合わせて5.9万人下方修正。
[10月3日(土)] NYダウは、200ドル高の1万6472ドルと反発。9月の雇用統計が悪かったにもかかわらず、利上げ観測の後退で上がるなんて。
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