波乱相場、カリスマ投資家はどう動いたか

10月相場もまだまだ予断を許さない展開に

独フォルクスワーゲン社は排ガス不正問題で環境保護団体から抗議を受けるなど深刻な状態に。筆者もVW車に乗っているのだが・・。(写真:AP/アフロ)

9月29日に日経平均株価は1万7000円を割れたが、10月5日には意外にあっさり1万8000円を回復。厳しかった9月後半の2週間、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな投資をしていたのだろう。いつものように「株日記」で振り返ってみよう。

【9月14日(月)】9時01分、埼玉地盤で介護施設運営のユニマットそよ風(9707)を700円で1000株売り、4万3950円の利益確定。買いは9月7日に655円で。

売った理由は、相場はまだまだ下がるのではないかと思い、利益が出るならキャッシュ化をしようと考えたから。日経平均株価は、298円安の1万7965円と3日続落。15時30分、東芝(6502)が平成28年3月期第1四半期決算を発表した。

売上げは、4.5%減の1兆3498億円であったが、本業での利益を表す営業利益は、109億円の赤字(前期は476億円の黒字)と予想以上に悪かった。19時20分、東芝は、東京証券取引所から特設注意市場銘柄指定の通知を受けたことを発表した。本日の終値6.8円安の314.8円と3日続落。東芝は、9月30日に臨時株主総会があり、一部報道では、その後に特設注意市場銘柄指定があるのではないかとあったが、ちょっと早い指定となった。

売り気配の東芝を2万株買ってみた

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【9月15日(火)】午前3時、日経225先物は、50円高の1万7870円。NYダウは、62ドル安の1万6370ドル。東京市場が開く。東芝は売り気配スタート、9時03分、15.1円安の299.7円で寄り付き、2万株買う。特設注意市場銘柄に指定されれば、おそらく機関投資家が売って来るのではないかと予想していて、大きく下がる場面があれば、買ってみようと以前から思っていた。

本当はもっと株数を買おうと思っていたが、昨日の第1四半期決算が東芝にとっては小幅ではあるが109億円の営業赤字だったので、さらに下がった場合でも買い増し出来るように少なめにした。9時09分、21.8円安の293円の安値を付けた。2012年12月以来の300円割れとなった。

次ページさて、内田氏はこの局面で東芝を買って儲かったのか?
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