「そうだったんだね」の一言で≪子どもの反応≫は激変する!心が安定した子に育つ『親の接し方』とは?子どもに”大人の正論”は通用しない

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⑤解決を急がない

すぐに問題解決に走らず、まずは感情を受け止めます。解決には子どもなりの時間が必要です。大人の時間感覚とは異なることを知っておく必要があります。子どもは感情を十分に表現し、受け止められてはじめて次のステップに進むことができるのです。

共感から始まる子どもの成長

共感は単なるテクニックではありません。子どもを一人の人間として尊重する姿勢の表れです。共感してもらえる経験は、子どもに「自分は価値ある存在だ」という自己肯定感が高まるのみならず、他者にも共感できる大人に成長します。これは将来にわたって子どもの精神的健康の基盤となります。

これから、子どもに成長してもらいたいと思うとき、大人の正論で説得しようとするのではなく、まずはその子の気持ちに共感することから始めてみると、これまでと違った子どもの反応を見ることができます。たった一言、「そうだったんだね」と言うだけで、子どもの反応が大きく変わることに気づくはずです。

共感は魔法の言葉ではありませんが、子どもの心に届く最短ルートであることは間違いないと考えています。正論ではなく、共感から始まる関わり——それが最高の親子関係ができるカギなのです。日々の小さなやりとりの積み重ねが、子どもの心を育み、将来の人間関係の土台を築き、やがては世界の平和にもつながっていきます。

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石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4500人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、カフェスタイル勉強会Mama Cafe(累計1万3千人のママさん参加)、執筆、講演を精力的に行う。教育学修士(東京大学)。著書に『子ども手帳』『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』『子どもを育てる7つの原則』など国内30冊、海外13冊。音声配信Voicyでは「子育てランキング1位」の人気パーソナリティを務めている。

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