泣いている子に説教しても無駄である科学的根拠 子どもが感情をコントロールできるようになる近道
子育て分野の科学研究は日々進んでいます。これまで個人の体験や感想だけを根拠に「絶対に正しい」「効果的だ」と言われてきた子育ての中にも、どうやらそうではない「ダメ子育て」があるということが、最新の研究結果からわかってきました。
しかし、残念ながら、そうした最新の科学の成果のすべてが、素早く子育てや教育の現場に伝えられて、実践されているわけではありません。
そこで、『「ダメ子育て」を科学が変える!全米トップ校が親に教える57のこと』の著者、アメリカのスタンフォード大学・オンラインハイスクールで校長を務める星友啓氏が、最新科学が明かした、子どもの心と知能を効果的に伸ばす方法について、家庭でも簡単に実践できるものを厳選して紹介します。
脳科学的には逆効果、「すぐに叱る」子育て法
ゲームやテレビを約束の時間を過ぎてもやめられなかったり、遊び場からいつまでも帰ろうとしなかったり、食べてほしいものを食べてくれなかったり……。
このような「ヤダヤダ」や「ケンカ」などの例は子育てのあるあるです。
子どもが子どもである限り何をするべきか教えたり、それはなぜかを教えてあげたり、子どもがやったことがなぜダメなのかを説明してあげるべき──。
この「すぐに叱る」子育て法は、非常におなじみで、幅広く実践されている方もいらっしゃるかと思います。そしてそれは、すぐにやってあげると効果的! なぜなら、後からでは忘れてしまうから。鉄は熱いうちに打て!
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら