誰にでもある「3つの人格」認識すると変わる事 人間関係がうまくいかない人に共通する問題
心の中は複数の人格部分で構成されている
人間関係は、誰にとっても大きな悩みです。そのため、私たちは「人間関係の悩みが一番やっかいだ」と感じたり、「あの人の行動や感情は理解しがたい」と感じたりして、自分自身のことも他者のことも「人の心理はよくわからない」と結論づけてしまいがちです。
でも実際には、人の心はそれほど複雑にはできていません。
簡単にいうと、人の心はいくつかの人格部分で構成されています。1つは子どもの人格である「子どもの自分」、もう1つは大人の人格の「大人の自分」。このうち、人間関係でトラブルを引き起こす要因となるのは、「子どもの自分」です。
「子どもの自分」とは、子どものころにつくられた心の奥に潜む無意識の部分です。親など、身近な人とのコミュニケーションで生じた感情によって、独自の人格が作られています。
たとえば、願った通りに愛されなかった痛みや1人ぼっちになった時の不安な気持ち、悲しみや怒りなどのマイナスの感情。そして、一緒にいるだけで楽しかった幸せな気持ちや、愛情、喜びなどのプラスの感情も格納されています。心理学では、この人格部分を「内なる子ども」と呼びます。
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