「脳が揺れるほどショック」だったが…出会いからわずか4カ月で“元女性”と結婚した45歳女性が語る《結婚の経緯》と《ラブラブな新婚生活》

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そんな瑞希さんだが、収支に関しては大雑把。チャージしておいた電子マネーが減った分だけが支出!という家計管理だ。独身時代から家計簿をつけてきた大輔さんは信じられないと糾弾する。

「スーパーで買い物をしたらレシートを捨てちゃうんですよ。自分が毎月何にいくら使っているかを把握できていないなんて!」

結婚後は、家賃や光熱費は大輔さんの銀行口座から引き落とし、食材費なども大輔さんの財布から出し、後からきっかり半額を瑞希さんに請求している。瑞希さんもそれで不満はない。

「収入は僕のほうがやや多いので、外食をしたときなどは僕が全額払うことで瑞希さんに負担がかかりすぎないようにバランスを取っています」

「普通のおじさん」だと気づいた

瑞希さんはアメリカ時代はニューヨークに長く住んでおり、同性愛者の友人も少なくない。自分自身もかつては「パートナーも子どもも欲しいけれど、男の人はちょっと苦手」だった。元女性の大輔さんには「女心」を理解してくれることを期待したが、それはまったくの幻想だったと笑う。

「私は洋服や靴が好きなのでたくさん持っています。独身時代も部屋にあふれるほどありました。その部屋に遊びに来た大輔さんは開口一番なんと言ったと思いますか? 『捨てがいのある家だね』ですよ! 『いま、あなたはとっても失礼なことを言いましたよ』と即座に注意してあげました。悪気はないのですが、大輔さんはちょっと無神経なんです。この人は普通のおじさんなんだと気づきました。マルチタスクもできないし!」

嬉しそうに攻撃モードになる瑞希さん。その言葉には愛があることを感じているのか、大輔さんもほっこりした表情で受け流している。確かに、この人は外見以外には女性的なものは感じられない。むしろ、地元の男友達の中にいそうな雰囲気の人物だ。

「そうなんですよー。子どもの頃、遊ぶときに女の子の輪に入れられていましたが、僕はずっと不思議に思っていました」

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