咳や鼻炎だけじゃない!血管を襲う黄砂やPM2.5で心筋梗塞発症リスク増「注意すべき人」の特徴5つ――マスクや空気清浄機は?

黄砂で起こる健康問題。気を付けたいこととは?(写真:metamorworks/PIXTA)
例年3月から5月は「黄砂」の季節だ。
黄砂とは、モンゴルから中国北部にまたがるゴビ砂漠や、中国北西部のタクラマカン砂漠などから、風によって巻き上げられた砂や土ぼこりが、偏西風に乗って日本に飛来する現象のこと。健康被害が相次いで報告されているとのことで、人体への影響とその対策を専門家に聞いた。
大気汚染物質PM2.5で健康被害
黄砂が飛んでくると、洗濯物や自動車が汚れたり、農作物が被害を受けたり、視界が悪くなって航空機が欠航したりするおそれがある。とりわけ、近年、注目されているのが、黄砂とともに飛来する大気汚染物質PM2.5が引き起こすさまざまな健康被害だ。
石英、長石、雲母、カオリナイト、緑泥石といった鉱物がもともと含まれる黄砂は、強い風で上空数千メートルにまで巻き上がり、砂漠地帯や黄土高原などの乾燥地域から時間をかけて日本へ運ばれてくる間に、PM2.5やバクテリアなどの微生物を巻き込む。
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