夏休みも本番。山登りやキャンプを計画している人もいるのではないだろうか。だがそこで気をつけたいことの1つが蜂刺されだ。野山にいるスズメバチやアシナガバチに刺されたことで、アナフィラキシーという急性のアレルギー反応が起こり、急激な血圧低下などで死に至ることもある。
そもそも、なぜ蜂に刺されると、アナフィラキシーが起こるのか、国立病院機構相模原病院臨床研究センターの海老澤元宏医師に話を聞いた。
そもそも、なぜ蜂に刺されると、アナフィラキシーが起こるのか、国立病院機構相模原病院臨床研究センターの海老澤元宏医師に話を聞いた。
夏から秋ごろにかけて、よくニュースで報じられるのが、蜂刺されによるアナフィラキシーショックだ。
アナフィラキシーショックとは?
アナフィラキシーとは突然、じんましんなどの皮膚症状、くしゃみや息苦しさといった呼吸器の症状、嘔吐や腹痛など消化器の症状が、複数かつ同時に起こる状態をいう。なかでも血圧が低下し、意識を失うなど生命の危機につながるような状態を「アナフィラキシーショック」と呼ぶ。
蜂の毒にはアレルギー反応を起こすアレルゲンが含まれている。
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