咳や鼻炎だけじゃない!血管を襲う黄砂やPM2.5で心筋梗塞発症リスク増「注意すべき人」の特徴5つ――マスクや空気清浄機は?
マラソンのような呼吸器系への負担が長く続く屋外での運動は、黄砂が飛ぶ日は避けることで影響を減らせる。
気象庁の「黄砂情報」などをチェックすれば、外出計画に役立てられる。PM2.5に関しては、ホームページで「大気汚染状況」といった情報発信を行っている自治体もある。
マスクや空気清浄機は有効?
外出時は、自分の顔のサイズに合った不織布マスクなどのマスクを着用し、吸い込む量を減らすことも対策の1つだ。ただ、マスクによって性能は大きく異なる。N95など医療用や産業用のマスクは吸入量を大幅に減らせるものの、息苦しいという難点がある。
屋内では窓の開閉や換気は必要最低限にすることや、花粉やほこり、ウイルスなど空気中のごく小さな粒子を取り除くことができる「HEPAフィルター」を搭載した空気清浄機などの使用も推奨されている。
黄砂やPM2.5に対する除去効果は、空気清浄機のフィルターや性能によって異なるため、購入時には注意したい。
一方で、小島さんは「見方を変えれば、高血圧や糖尿病といったリスクを抱えていない若い人は、黄砂を吸ったところで大して影響はないかもしれないとも言えるので、あまり怖がらなくていい」とも話す。
一般的に黄砂のピークは5月までといわれる。小島さんが挙げたリスクがある人や、アレルギー症状が出やすい人は、花粉や紫外線などと同様に、こまめにチェックして対策をとることが大切だろう。
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