「2度の東大不合格」 本気で挑んで勉強したのに… 絶望の中にいた僕を救った友人からの"一言"

6年続く連載で書けなかったこと
僕が東洋経済オンラインで記事を書き始めて、6年が経ちました。この6年間で、僕自身の偏差値35からの東大合格の経験を踏まえつつ、東大生たちへのインタビュー・アンケートの結果を元に、さまざまな勉強法・思考法・マインドセット・計画作りなどのテーマで記事を書かせていただきました。
正直、たくさん記事を書かせていただいたので、もうほとんど自分の受験の話なんて全部書き切ったんじゃないかと思っていたのですが、実は1つだけ、どうしても今まで記事にできなかった話があるのです。
今回の記事では、そのことをカミングアウトさせていただこうと思います。
僕は高校2年生のときから本格的に勉強を始め、2年間の勉強の末、高校3年生で東大受験をしたものの、不合格で終わりました。その後、1年浪人をしてもう一度東大に挑んで、また不合格になってしまいました。
言葉にするとそれだけの話なのですが、東大受験に2回連続で不合格になったときに、ものすごい絶望感に襲われたんですよね。自分のすべてが否定されたのと同じくらいの気持ちになり、自分の人生そのものに価値がないかのように感じました。
というのも、僕はそれまでの人生の中で、本気で挑んで、本気で失敗したことがなかったんですよね。小さいときからの習い事も、何も続かなかったですし、高校のときにサッカー部に入りましたが3日で辞めました。そんな自分が、本気で勉強して、本気で失敗したわけです。そのときの絶望は、言葉では言い表せないものです。
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