専門医が30年以上を費やしてたどりついた…「沈黙の臓器=腎臓」を守る簡単【ウォーキング法】

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それをダラダラと歩くのではなく、最後にイラストで紹介している「いきいきウォーキング」に置き換えてみましょう。決して重い腰を上げる必要はなく、誰でもお手軽に始められるはずです。それだけで健康寿命が延びるのですから、やらない手はありませんよね。

「歩くだけで寿命が延びるなんて嘘くさいなあ……」

このように訝しむ方もいるかもしれませんが、じつは日頃から効果的に歩けている人は少なく、同時に有用な歩数を確保できている人も多くありません。

そこで、足腰に問題がなく、歩くことに不安のない人は、手始めに3000歩に相当する30分を「いきいきウォーキング」に置き換えてみましょう。

このときのポイントは、息切れしない程度の早歩きをすることと、30分連続で続ける必要はないことの2つです。息切れしない程度の早歩きとは、無理なく会話が続けられることがひとつの目安になります。

また、1日の合計で30分を確保すればいいので、5分を6回、10分を3回、あるいは5分2回+10分2回など、生活リズムに合わせて調整すればOKです。

まずは「1日に500~1000歩」増やすことから

一方で、普段からあまり運動をする習慣がない人や体力に自信がない人もいるでしょう。小分けしていいとはいえ、30分も歩く時間を確保することが大変な人もいると思います。

その場合、まずは歩数計などを使って自分自身の日頃の歩数を知り、1日に500~1000歩増やすことから始めてみてください。

例えば、咀嚼回数を増やすことによって、脳の活性化や記憶力の向上、満腹感を得やすくなることによる食べすぎの防止、唾液の分泌量増加による虫歯や歯周病予防といった、さまざまな健康効果を得られることはよく知られています。

「今よりも料理をひと口食べるときの咀嚼回数を30回増やしましょう」と言われたら、「多いな」と感じる方は大勢いるでしょうが、「できれば10回、難しければ5回増やすだけでOK」であれば、「それくらいならなんとか」と思うのではないでしょうか。

いきいきウォーキングもそれと同じことです。「今よりもほんの少しだけ増やす」を意識するようにしてください。

また、足腰に不安のある方には、透析患者さんが利用しているエルゴメーター(ペダルこぎ)をおすすめしています。

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