「儲かりまっか~?」大阪万博開幕、グラングリーンやカジノも続く サテライト投資で狙う「大阪関連株6選」を紹介

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まずは、鉄道系の銘柄です。

インバウンドの恩恵も大きい鉄道系銘柄3選

(1)阪急阪神ホールディングス(9042)

阪急電鉄、阪神電鉄を中核に有します。大阪・神戸・宝塚・京都を中心に鉄道・バス・タクシーなど都市交通、不動産、商業施設、ホテル、エンターテインメント、旅行などを事業とします。大阪市内を含む全国にホテルを持ち、ザ・リッツ・カールトンの日本1号店となるザ・リッツ・カールトン大阪を経営しています。また、グラングリーン大阪にはクラブラウンジを有するアップスケールホテルを出店しました。

中期経営計画にて、グラングリーン大阪を4戦略のうちの1つとしており、万博開催に伴う鉄道運輸収入の増加にも言及しています。万博シャトルバスも運行します。また、大阪IRに出資しています。今は万博やグラングリーン大阪が追い風になり、ゆくゆくは大阪IRの利用客の需要も取り込むでしょう。

関西では阪急文化は強いブランド力があります。業績としては、売上高は伸ばしており、営業利益はコロナ前のピークには及ばないものの相当な回復を見せています。

(2)京阪ホールディングス(9045)

京阪電鉄を中核に有します。大阪・京都・滋賀を中心に、鉄道・バス、不動産、ショッピングモール・百貨店・スーパー、ホテル、レジャー施設などを事業とします。近年では、主要駅周辺の都市開発を進めています。万博期間中、京阪電鉄は臨時列車を運行し、京阪バスはシャトルバスを運行します。大阪IRに出資しています。

京阪電鉄は、大阪IRの開業をにらみ2030年以降に中之島線を延伸する構想を持っています。また2031年開業予定のなにわ筋線(JR・南海)の開業により中之島駅は乗換駅となり、京阪電鉄と新大阪や関空のアクセスが向上します。そして、インバウンド観光客に最も人気の高い観光地に数えられる伏見稲荷大社(京都市)は、京阪電鉄「伏見稲荷駅」が最寄り駅のひとつです。新大阪、関空、大阪IRと京都のアクセス向上で、観光需要のさらなる取り込みが期待できます。

業績としては、売上高はコロナ前のピークに及ばないものの回復をしており、営業利益は伸ばしています。当期純利益では2025年3月期に2期連続で最高益を更新する見込みです。

(3)西日本旅客鉄道(9021)

JR西日本といったほうがわかりやすいと思います。近畿・北陸・中国地方および九州北部を営業地域とする在来線と新幹線を有します。また、「エキナカ」ビジネスの小売り、ショッピングモール、不動産、ホテル、旅行などを事業とします。

万博期間中、「エキスポライナー(臨時快速列車)」を運行し、旅客需要の増加が見込めます。さらに、物販、飲食、ホテルでの観光客の受け入れもうたいます。グラングリーン大阪では、「うめきたグリーンプレイス」を開発しています。うめきたグリーンプレイスに加えて、イノゲート大阪、JPタワー大阪など大阪駅西口の活性化にも期待が持てます。大阪IRにも出資しており、旅客需要の増加が見込めるでしょう。

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