自由な時間は週に27時間しかないサラリーマンへ…20年で8億円貯めた「コジ活投資家」が勧める"時短投資術"

「持てるリソースの何をどこに配分するか」に全労力を投入するしかないという(写真:IYO/PIXTA)
「一般人の成功する・しないを大きく分けるものは、リソースの配分」と指摘する投資家の御発注氏によれば、自由になる時間が週に27時間ほどしかないサラリーマンが株式投資で効率的に成果を挙げるには、「時短」の発想が重要だそうです。
足かけ20年で約8億円もの資産を築き上げた「コジ活投資家」の御発注氏が実践する「時短投資術」とはどんなものなのでしょうか。同氏の著書『年間配当2000万円! 超節約と優待株で8億円を貯めた御発注の「コジ活」投資法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
コロナ禍を機に変化した「投資スタイル」
投資への考え方を以前と大きく変えたのは、2020年のコロナ禍でした。コロナ禍では、これより大きな下落率はリーマン・ショックしかないぐらいまで、株価は落ちていたんです。
「もしもリーマン・ショックレベルまで行くとしたら、あと2割は下落する」みたいな感じで、「ここが今の底値(大底)だ」と思えたタイミングでも、あまり買い入れできませんでした。
ただ、それでも結構すぐグロース株を中心に株価が戻ったりしていましたので、半信半疑になりつつも、キャッシュポジションを少しずつ減らしながら買い進めました。
この頃、コロナ禍で各国政府が経済対策と称して、補助金などを通じて市場に大量の資金を投じていました。そのため、ここからはインフレの時代が来ると感じ、キャッシュポジションを徐々に株式投資に回して、最終的にはすべて株に振り分けました。
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