自由な時間は週に27時間しかないサラリーマンへ…20年で8億円貯めた「コジ活投資家」が勧める"時短投資術"

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なので以降は現金化できる資産のほとんどを投資に回す「フルポジ」となり、それは今も続いています。

2021年の末頃からオミクロン株が登場し、重症化する人が減ってくると、アフターコロナを意識した銘柄選定を始めました。

通常の生活に戻ったら何がどうなるかという目線で、例えば外出して洋服も買うようになるとの考えから三陽商会(8011)を、無印良品のOEM製品を納入していて過去に配当利回りの高かった三栄コーポレーション(8119)を買っていました。

コロナ前の業績に戻り、それに伴って配当も戻るとなると、キャピタルゲインもインカムゲインも両方取れて、ダブルで嬉しいという発想です。

ただその頃、同じ考えで買ったマンダム(4917)などの化粧品関連銘柄は、いまだに株価が鳴かず飛ばずなので、全部が成功したわけではありません。日本航空(9201)やANAホールディングス(9202)といった航空関連も株価は戻っていませんね。

なお、信用取引を使ったレバレッジは、あまりかけないようにしています。米国債の金利はまだまだ高い状態のため、リスク資産に資金が流れにくい状況が続きそうなので、金利を支払ってまでレバレッジをかけた取引は原則不要との考えからです。

日本の金利も上がっていきそうなので、信用枠はいざという時に取っておきたいと思います。

このような金利などのマクロの観点での市場分析は、これもまたそういう発想で売買する人がいること、つまり需給に影響を及ぼす可能性があることから、一応やるようにしています。

1度身につけてしまえば一生使えるスキルになるので、マクロで見る視点はコストパフォーマンスに優れているんじゃないかと思います。

投資活動にも「時短」の発想を

私の試算になりますが、家庭のあるサラリーマンの自由時間は、休日をほぼ家族と過ごそうとするなら、せいぜい週に27時間ちょっとです。

その時間全部を株式投資に捧げるわけにもいきませんので、効率的に成果を上げる「時短」の発想が重要になってきます。

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