あのトヨタも株式分割した。SMCやキーエンスなど残っている値ガサ株はまだまだ多い。
株式分割をする企業が2023年から増えている。2022年は年間で99銘柄(ETF含む)だったが、今年は9月までで、実施済みと実施予定の銘柄を合計すると、117銘柄に達した。
株式分割をする銘柄が増えている背景は2点あると考えられる。
1つは、2022年10月に東京証券取引所が最低投資金額100万円以上の企業39社を名指しし、投資単位の引き下げを要請したこと。2つ目は、2024年からの新NISA(少額投資非課税制度)で、投資を始める個人投資家が増えると想定されることだ。
そもそも東証の要請は、平成バブルの1990年ごろから始まったもの。筆者が旧山一証券に入社した1993年当時、銘柄によっては株購入で数百万円が必要で、株式投資はお金持ちにしかできないと感じたものである。

![週刊東洋経済 2023年10/21号(新NISA革命)[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/511Fy5jfW6L._SL500_.jpg)


















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