【一部改良で商品性がアップした人気コンパクトSUVの2台】トヨタ「ヤリス クロス」対ホンダ「WR-V」徹底比較。両モデルとも特別仕様車を設定
なお、現行モデルの価格(税込み)は、ガソリン車で204万6000円~286万円、ハイブリッド車は243万3200円~323万4000円だ。従来、ガソリン車には200万円を切るタイプもあったが、最新版では最安値のXグレード・2WDでも204万6000円と、全タイプが200万円超えの設定に変わっている。
ホンダの「WR-V」とは

一方、WR-Vは、ホンダがインドで生産・販売する「エレベイト(ELEVATE)」の国内仕様車だ。外観は、大型のフロントグリルやスクエアな分厚いボディなどにより、SUVらしいタフなフォルムを採用。室内はかなり広めで、とくに後席の足元スペースや荷室空間はトップクラスのスペースを誇る。
ラインナップは、1.5L・ガソリン車の2WD(FF)のみを設定し、用意するグレードもエントリータイプ「X」、中級タイプ「Z」、上級タイプ「Z+」の3つのみという割り切った設定。そのぶん、発売当初には、全タイプを250万円以下という比較的リーズナブルな価格帯にしたことが話題となった。

2025年3月7日に発売した一部改良モデルでは、ZとZ+の各グレードについて、インパネ下部やリアドアのライニング(内張のウインドウスイッチなどがある出っ張り部分)の素材を変更。従来の樹脂製をソフトパッドに変更し高級感をアップしている。
ボディカラーには、Xグレード以外の全タイプに新色「オプシダンブルー・パール」を追加。黒曜石のような深みと透明感を併せ持つダークブルーだ。さらにZとZ+グレードには、これも先に述べたように、特別仕様車「ブラックスタイル」も追加。こちらも、詳しくは後述するが、ブラックを基調とする内外装パーツを施すことで、スポーティかつ高級感を両立した仕様だ。
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