年に数日しか営業しないJR「臨時駅」を訪れてみた バルーンさが、津島ノ宮など全国に約15カ所ある

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「バルーンフェスタが中止ということは、『バルーンさが』駅も開かないということでしょうか?」と駅員さんにおそるおそる聞いてみると、「そうです」とのお返事。

風の影響でバルーンが飛ばないことはあるかもしれないと思っていたが、まさか駅が閉鎖されるとは考えていなかった。

私は何をしに佐賀に来たのだろう。これから4泊もするのに。

「バルーンさが」駅の改札を通ることが今回の旅でいちばんの目的だったが、すでにそれは叶わない。絶望しつつも、そういえば私の次の目的は、「バルーンさが」駅の駅スタンプを押すことだったと思い出した。こちらも駅が開いている間にしか押せない、貴重な駅スタンプなのである。

駅員さんにスタンプについて尋ねると、どうやら河川敷の会場を閉鎖作業後、駅スタンプは駅員さんたちと共に佐賀駅に帰ってくるらしい、との情報を得た。

おかげで臨時駅のスタンプは無事に押すことができた。

「バルーンさが」の駅スタンプ。佐賀駅のスタンプにもバルーンが (筆者撮影)

一方、この時点でもう「バルーンさが」駅までのきっぷは発行されなくなっていた。事前に東京で買っておいた乗車券が、大変貴重なものになってしまった。

バルーンの飛行は見ることができた

ところでバルーンフェスタは、会場の嘉瀬川河川敷での出店・イベントは全日程中止となったが、バルーン競技飛行については1、2日の中止が決定、3、4日は河川敷の会場を使用しない方向で実施できるか協議していく、とこのとき、大会公式HPが発表した。臨時駅には振られてしまったが、せめてバルーンが飛ぶところは見てみたい。

目の前で次々に膨らんでいくバルーン(筆者撮影)
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