年に数日しか営業しないJR「臨時駅」を訪れてみた バルーンさが、津島ノ宮など全国に約15カ所ある

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大会期間中は特急が1日6本、普通・快速列車はおおむね「バルーンさが」駅に停車し、臨時列車「バルーンフェスタ号」も運行する。

明らかにそのページだけ黒インクの消費量が普段とは違う時刻表を眺め、ワクワクしながら計画を練った。

目の前で飛び立つ気球が見られるバルーンフェスタ自体も楽しみではあるのだが、私の今回のいちばんの目的は、臨時駅の「バルーンさが」駅を通ること。しかもなんと2024年10月から、交通系ICカードの利用可能エリアが拡大し、「バルーンさが」駅にも自動改札が設置されているという。
もちろん駅名が印字された紙のきっぷも買い求めるが、Suicaで通るということもやってみたい。想像していたら待ちきれなくなり、都内のみどりの窓口で、「佐賀→バルーンさが」駅の乗車券を購入してみたりした。

東京で購入した「佐賀→バルーンさが」駅の乗車券(筆者撮影)

佐賀の方に「バルーンは早朝と夜が見どころです。風が強いと飛ばないこともあるので、できれば1日だけでなく、何日か参加したほうがいいですよ」とアドバイスされたため、私はバルーンフェスタ2日目の11月1日から5日まで、4泊5日佐賀のホテルに泊まり続ける予定でいた。

台風で開催中止

そして11月1日。この日は東京から福岡空港まで飛行機で移動し、佐賀には夕方頃到着。バルーンフェスタには翌2日早朝から参加し、その時に東京で買ったきっぷを使おうと思っていた。

しかし、博多駅に降り立った私は、信じられないものを目にした。

博多駅に掲示されていたバルーンフェスタ中止のお知らせ(筆者撮影)

「バルーンフェスタ中止のお知らせ 台風21号の接近に伴い、佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、11月1日(金)〜4日(月・祝)まで『開催中止』となりました」

実はこの日、台風が接近していたのだった。

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