年に数日しか営業しないJR「臨時駅」を訪れてみた バルーンさが、津島ノ宮など全国に約15カ所ある
台風のせいで3日は飛ばずにやきもきしたが、4日の朝、ついにバルーンが飛んだ。
場所の発表はなく、ゲリラ的に散らばって始まった競技飛行だったが、幸いその1カ所に行くことができた。間近でゴウゴウと鳴る火の音、目の前で膨らんでいく巨大なバルーン。全てが初めてであり、新鮮で感動した。飛び立つ人たちに手を振りながら、すごい!すごい!とつぶやいた。
ここで見たのは10機ほどだったが、本来、河川敷の会場では、何十機ものバルーンが目の前で飛び立っていくという。その迫力は、実際に見ないとわからない。
今回、「バルーンさが」駅は、初日の10月31日のみ、つまり営業日数わずか1日で終了した。2024年度は、日本一営業時間が短いはずの「津島ノ宮」駅を抜いて、短さ1位になってしまったわけである。
結局、「バルーンさが」駅は台風が過ぎてから行ってはみたが、フェンスの外から駅の改札口を眺めただけだった。

ちなみに2023年度のバルーンフェスタ来場者数は、約90万7000人。そのうち「バルーンさが」駅の乗降者数は、5日間で約17万3000人だった。動員数からもわかるように、本当に大規模なイベントなのである。これまでに駅を通ることができた人たちがうらやましい。
臨時駅は全国で15カ所ほど
普段は地味な子が、文化祭だけスターになれる……そんな魅力が臨時駅にはある。特別な日にのみ営業する臨時駅は、その時だけ輝くのだ。だからなかなか会えない臨時駅には、ますます会いたくなる。
現在、臨時駅は全国で15カ所ほど。いつ引退宣言するかわからないものもあるから、「バルーンさが」駅へのリベンジはもちろん、まだ会えていない推し(臨時駅)には積極的に会いにいきたいと思っている。
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