【元教師が暴露】男性教員が下着までチェック?ツーブロック禁止、生理でもプールを休めない・・・異常な「教育現場の実態」とは

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恐ろしいことにこれが全国各地の学校で行われているのです。これが異常だと気づかない教師は人権感覚が完全に欠如していると思います。

ブラック校則は、どうやったら変えられる?

私は2020年からSNSで、「くるぶしソックス禁止っておかしいよね?」「ツーブロック禁止ってなんで?」という話をしはじめました。すると、それに対して中高生からは「そうだよね」「うちの学校もそうです」「どうすればいい?」というコメントが大量に寄せられ、共感を集めたのです。

一方、大人の視聴者からは「えっ、くるぶしソックスって何?」「ツーブロックって禁止なの? 初めて聞いた」という反応がほとんど。それくらい世間の関心は薄かったのです。子どもたちがそんな理不尽な校則に縛り付けられているなんて、多くの大人は気づきもしなかったことでしょう。

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ブラック校則は、生徒がいくら声を上げても、それで変わることは滅多にありません。「生徒がワーワー騒いだからルールを変えました」というのは、学校にとって体裁が悪いからです。

では、どうしたらブラック校則を変えることができるかというと、もっとも効果的なのは、保護者が声を上げることです。学校は保護者の声は無視できません。一番効き目があるのは確実に保護者の意見です。

たとえば自分の子どもが生理でもプールを休ませてもらえなかったとか、胸の発育をチェックされたとか、そういうことがあったら、バンバン連絡するべきだと思います。「クレーマーと思われないかしら?」と心配する方も多いですが、そういう理不尽から子どもを守れるのは親だけです。

子どもは適応力が高いため、異常な環境に置かれても、それが変だと気づかずに受け入れてしまうことがあります。大人がいち早く気づき、子どもたちを救ってあげてください。

静岡の元教師すぎやま YouTuber、TikToker、LGBTQ、教育評論家

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しずおかのもときょうしすぎやま / Shizuokanomotokyoushi sugiyama

静岡県掛川市出身。10年以上中学校教諭として勤務したのちに、2018年に退職。現在は先生のホンネ、学校のウラ側を解説するインフルエンサーとして活動中。現在総フォロワー数70万人超。フォロワーの多くは中高生で、若者心理やSNS文化に詳しい教育者として、自己啓発、SNSなどのテーマで、執筆・講演を行っている。2021年には『ゲイ』であることをカミングアウト。LGBTQの啓発活動として、講演会や企業向け研修会なども行っている。2024年に不登校生徒向けのオンラインのフリースクール『新時代スクール』を創設。

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