【元教師が暴露】男性教員が下着までチェック?ツーブロック禁止、生理でもプールを休めない・・・異常な「教育現場の実態」とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ところが、ツーブロックはあっという間に全国各地、ほとんどの高校で禁止になりました。なぜかというと、ツーブロックはそれだけ全国で流行っていたからです。

流行りというより、今ではミディアムヘアの男性がツーブロックなんて、むしろもう当たり前になっています。理容師さん曰く「日本人は頭のハチの部分(サイド)が張っているので、ツーブロックにしてサイドのボリュームを抑えないとバランスが悪くなる」とのことです。

だから、高校生に限らず、会社員も、学校の先生だってツーブロックの人もいます。決して奇異な髪形ではないのです。

ところが一部の教員の中には、流行っているもの=よくないもの、という考えが昔からあります。衣服の乱れが心の乱れ、ファッションに気を使っている暇があったら勉強しろ、というのです。

「そんな髪形で入試に行くつもりか!?」と言う教師もいますが、なぜ社会一般で許容されている髪形で行って落とされるのでしょう?

声がデカい一部の先生が流行っているものを敵視したり、主観で決めつけたりして、理不尽なブラック校則をつくっていく。このようなことは、今でも続いています。

ちなみにツーブロックについては、2020年7月に東京都議会で「(都立高校では)なぜツーブロックはダメなのでしょうか?」という質問に対して、当時の教育長が、「外見等が原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から、定めているものでございます」と回答し、「ツーブロックが原因で事件や事故に巻き込まれることなんてあるのか?」と大きな話題となりました。

奇しくもこのことがキッカケでブラック校則は世間の関心を集めることとなり、結局、東京都教育委員会は都立高校では「2022年度から理不尽な校則を全廃する」と宣言するに至りました。

「男子を欲情させないため」ポニーテール禁止

『ポニーテール禁止』も、意味不明なブラック校則のひとつ。

鹿児島市の女子生徒が「校則でポニーテールが禁止されているのはなぜか?」と担任に尋ねたところ、「男子がうなじに興奮するから」と返答されたという南日本新聞の記事がYahoo!ニュースにも掲載され、瞬く間に大きな話題となったのです。

その波紋は海外にまでおよび、私のところにも、海外メディアから取材が来ました。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事