「新型アルファード/ヴェルファイア40系」に乗っているのはどんな人か? 30系との比較で購入者像を分析
たとえば、新型であればヴェルファイア:83%、アルファード:71%、30後期であればアルファード:75%、ヴェルファイア:70%という具合だ。
続いてミニバンらしい特徴を表す項目である「車全体の大きさ」「室内の広さ」「3列シートであること」を見ていくと、いずれの項目も、モデルが新しくなっていくにつれて低くなっていた。
ここでも「ラージサイズミニバンからラグジュアリーカーさを持つ車種へ」とシフトしていることがわかる。
また、新型ヴェルファイアでは「動力性能」のスコアが高く、「乗り心地」が低くなっているが、実際に新型ヴェルファイアでは走りを重視したグレードを用意しており、それが反映されたものとみえる。

トヨタの狙いどおり、走りを重視する層はヴェルファイア、乗り心地や贅沢で落ち着いた室内空間を重視する層はアルファードと、新型では特徴がよりはっきり出ているようだ。
ミニバンではなく「大空間高級サルーン」として
新旧アルファード/ヴェルファイアの購入者を分析してみると、モデルチェンジを経てより一層「ミニバン」より「大空間高級サルーン」色の強いキャラクターになっていることがわかった。
昨今、世界的に富裕層向けのボディタイプがセダンからSUVへ変化している中、レクサスからはアルファード/ヴェルファイアをベースとした「LM500h」が2023年末に発売された。4人乗りタイプも用意し、まさにセダンの代替え需要を狙っている。

中国メーカーからも続々とアルファード/ヴェルファイアを超えるようなサイズを持つ高級ミニバンが登場しており、このセグメントは今後も盛り上がっていきそうだ。
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