「新型アルファード/ヴェルファイア40系」に乗っているのはどんな人か? 30系との比較で購入者像を分析

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中でも新型は、よりトヨタからの乗り換え率が高くなっている。その理由は大きく次の4点があげられるだろう。

1:トヨタの顧客囲い込みが強固になっている
2:他メーカーのミニバン商品力が相対的に落ちている
3:新型は発売から日が浅いため初期の購入者が多い
4:高いリセールバリューにより乗り換えがしやすい

他メーカー車では唯一「エルグランド」がランクイン

ここまではメーカー別で見てきたが、下記は車種別の結果となる。

特徴的なのは、アルファードはアルファードからの、ヴェルファイアはヴェルファイアからの乗り換えがそれぞれ最も多い点だ。

同じ車種からの乗り換えがここまで多く、かつ前期モデルまでさかのぼってもその傾向が長きにわたり続く車種はめずらしい。リセールバリューが高く(=売却時値崩れしづらい)、モデルチェンジのたびに継続的に購入されているとみえる。

30後期アルファード(写真:トヨタ自動車)
30後期アルファード(写真:トヨタ自動車)

その他の点では、アルファードであればヴェルファイアが、ヴェルファイアであればその逆でアルファードが2位に多く入っている。サイズ感や維持コストなどは変わらないので、デザインや車種が持つキャラクターを踏まえた気分転換的なスイッチ購入もありそうだ。

ひとまわりサイズが小さいミドルサイズミニバンのトヨタ「ヴォクシー」も複数箇所にランクインしている。またすでに終売しているトヨタ「エスティマ」も、先代モデルでは少し出現している。わずかであるが、30前期アルファードには日産「エルグランド」が入っていることもおもしろい。

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