「新型アルファード/ヴェルファイア40系」に乗っているのはどんな人か? 30系との比較で購入者像を分析

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価格自体はメーカーホームページなどで確認できるが、実際にはオプションや値引きなどが入るため、そのふたつを考慮した「価格データ(平均値)」を確認する。

「値引き前車両本体+オプション価格」を見てみると、30前期はアルファード、ヴェルファイアともに500万円を少し超える程度であるのに対し、新型になるとアルファード660万円、ヴェルファイア759万円まで上昇する。30前期は、エントリープライスが300万円台だったためだ。

新型同士で比較するとヴェルファイアのほうがアルファードより高いのは、アルファードの「Z ガソリン車」に相当する安価なグレードがないからである。

Zのインテリア(写真:トヨタ自動車)
Zのインテリア(写真:トヨタ自動車)

新型の「値引き額」は10万円程度と渋いのは、値引きせずとも売れる人気の表れ。一方「下取り額」を見ると、新型はアルファード/ヴェルファイアともに142万円と、30前期より50万円以上高い。

これも30系のリセールバリューの高さの表れのひとつであるし、今まで乗っていた車が「古くなったから変える」というより「新型が発売から欲しい」人が多いためだろう。

「長く乗る」とはあまり思っていない

なお、「新車を購入した理由」を複数回答で聞いている設問で「長く乗るつもりなので」という選択肢がある。こちらの選択率は次の通り。

新型アルファード:23% 
新型ヴェルファイア:18%
30前期アルファード:34%
30前期ヴェルファイア:38%
30後期アルファード:43%
30後期ヴェルファイア:41%

アルファード/ヴェルファイアとも「30前期→30後期→新型」の順で「長く乗るつもり」が少なくなっていることから、高いリセールバリューを武器に、短期間での乗り換えを意識して購入する人が増えているといえそうだ。

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