次世代の国民的ヒロイン「當真あみ」 《デビューから3年》成人を迎えて思う「仕事や生き方」への向き合い方

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――夕花を演じるうえで意識していたことはありますか?

夕花は、決して弱い存在ではないということです。守らなければいけない弟がいる夕花には、責任感があります。自分でどうにかしないといけないという強い心を持っていることが重要だと思いました。そうしたことを、お芝居をするなかで意識して、父親との関係や家にいるときの姿は、しっかり考えながら演じました。

オンとオフの切り替えは自然にできる

――つらく、しんどさもある役柄だったと思います。オンとオフの切り替えはどうしていましたか?

私は自然に切り替えができます。家に帰ればふだんの自分に戻っていました。役のちょっとしたクセとかは、自然に演じられるよう、日常生活でも取り入れたりしているのですが、気持ちの部分はできるだけ持ち込まないようにしています。

當真あみ おいしくて泣くとき
『おいしくて泣くとき』4月4日(金)全国公開 配給:松竹©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

――本作は、厳しい家庭環境や子ども食堂を含め、社会課題をシリアスに映す社会性がありつつ、エンターテインメントの部分もしっかり作り込まれています。本作をいま公開する意義をどう感じますか?

作品で描かれている問題は、すべて実際に起きていることです。私はこの作品とは関係なく、お仕事で子ども食堂のような場所を訪問したことがあります。誰かにとってすごく大事な場所であることを、実際に目で見て体験して、感じることがありました。こういう現実があることを、作品を通して多くの人に知っていただきたいと思います。ふんわりとでもいいので、そこから社会が少しでもよくなるきっかけのひとつになったらうれしいです。

――もともと女優志望だったのですか?

地元の沖縄でスカウトしていただく前は、まったく意識していませんでした。芸能界なんて遠い世界だと思っていたので、まさか私が、と驚いたのですが、両親がやりたいなら挑戦してみたらって背中を押してくれました。きっと一度きりのチャンスだし、やってみよう!という気持ちで飛び込みました。

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