【20歳台前半で持つのが普通に!】もはや保有はステータスではない、各社注力の「ゴールドカード」は“実利優先”の新時代に

✎ 1〜 ✎ 109 ✎ 110 ✎ 111 ✎ 112
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

NTTドコモが18~29歳の男女を対象に実施した、「ゴールドカードに関する若者の意識調査」によると、クレジットカードを契約している男女のうちゴールドカード保有者は16.2%もいた。取得した年齢も平均22歳となり、全体の8割の人が24歳以下で持ち始めたというのだから、クレヒスをコツコツ積み上げ……という親世代は脱力だろう(若年化には特有の理由があるのだが、それは後ほど説明する)。

ちなみにゴールドカードを持とうと思ったきっかけは、「ポイントやマイルがたまりやすいと思ったから」が27.6%、「一般カードにはない特典が魅力的だったから」が20.6%、「申し込むだけで大きな金額のポイントがもらえたから」が16.8%と、ステータス云々よりも直接的メリットが評価されている。

むろん、年会費がかかることも織り込み済みで、そのコストを考慮しても「おトク」だと判断しているようだ。

ゴールドカードを持たせてしまえばこっちのもの?

そんなレポートを出しながら、ドコモは2月27日から18~29歳の若者向けに「dカード GOLD U」の提供をちゃっかり始めた(高校生は不可)。

年会費として3300円かかるが、満22歳以下なら実質無料だ(年間30万円以上のショッピング利用がある、「eximo」「eximo ポイ活」「ahamo」を契約し、電話料金の支払い設定をした場合なども実質無料の対象。ただし初年度は支払いが発生、翌年の会費請求時に減算する方式)。

通常のショッピング利用では1%還元とそれほどでもないが、さすがは携帯会社で電話料金への還元率が高い。ドコモ利用料金1000円(税抜き)ごとに5%還元される。さらに「ahamo」契約者にはデータ容量を毎月5GB進呈。

空港ラウンジ無料などのゴールドカードらしい特典のほか、当カードで購入したケータイが偶然の事故で紛失・盗難または修理不能になった場合の補償も最高10万円ついている(購入後3年以内)。全生活がスマホの中にあると言ってもいい若者世代向けに練られたカードだろう。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事