「絶対にこうはなりたくない…!」20代女性が探偵事務所で見た女性たち。令和の20代女性4人が語る「子どもを持つこと」への根本的な不安

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B:私も今の彼と結婚した場合、どんな夫、父親になるか考えることはあります。誰にも害を与えないようなとても優しい人なので、将来的に何か過激な分岐点があるとは想定していないものの、頭の片隅では子育ても含めて考えているかもしれません。

基本的に私は仕事は絶対に辞めないだろうな、と思いつつも、もし彼がめちゃくちゃお金を稼いでいてお金に何の不自由もなかったら「いつ辞めてもいいな」と思いながら仕事をする形になると思います。専業主婦になるのはやはり不安ですし、耐えられなくなるかもしれません。私にとっては3%くらいですけれども(笑)、仕事が生きがいの一部になっているので。

C:私は前職が探偵事務所のカウンセラーだったんですけれども、そこで浮気をされたり、不倫をされたりという人たちの話を聞いてきて、皆さんに共通していることがあって。

それは、浮気をされて探偵事務所に相談をするまではお金に不自由なく生活できていたけれども、お金の部分は旦那さんが管理しているから、実は自分が自由に使えるお金は1円もありません」という人が本当に多いのです。

それを聞いて私はかわいそうと感じるよりも、「自分は絶対こうなりたくない」と思っていました。自分を守るために専業主婦という道は絶対に選ばないようにしよう、と。

パートナーや社会要因にも左右される

働き始めて間もない20代は、将来が見通せない。仕事が今後どうなっていくのかはもちろん、人生のパートナーと出会えるのか、その人との間に子どもを欲しいと思えるか、欲しいと思ったとして産めるのか、相手は欲しいか欲しくないか。

その間に社会はどのように変化するのか。そうでなくても不安定な時代に、子どもについての意思を定めるのは容易ではない。同世代とは言っても、立場と価値観が異なる4人の真摯な話し合いは、揺れる年代の実情をあぶりだすことになった。

子どもの問題は、とかく女性問題として片づけられがちだ。しかし、4人の話からそれはパートナーの考え方や生き方、自分やパートナーの生い立ち、職場環境なども絡む複雑な社会の要因が絡んでいることが明らかになった。

座談会後編:「正直今の日本では」令和の20代女性抱える危機感

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阿古 真理 作家・生活史研究家

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あこ まり / Mari Aco

1968年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部卒業。女性の生き方や家族、食、暮らしをテーマに、ルポを執筆。著書に『『平成・令和 食ブーム総ざらい』(集英社インターナショナル)』『日本外食全史』(亜紀書房)『料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた』(幻冬舎)など。

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