「会議が進まなくてイライラする!」「上司の一存で自分の企画がひっくり返る…」そんな時こそ実践したい“デンマーク人の雑談術”

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ビジネスシーン
仕事とは関係なさそうな「軽い雑談」が、イノベーションを起こすきっかけとなる(写真:Luce/PIXTA)
会社が嫌になる原因の多くは「会議」だ。報告ばかりで議論が前に進まない。面白いと思っていた企画が「上の人」のひと言でひっくり返る。とにかく、長すぎる。「ビジネス効率性5年連続1位」に輝くデンマークで実践されている、“組織が活性化するコミュニケーションの秘訣”を紹介する。
※本稿は『デンマーク人はなぜ会議より3分の雑談を大切にするのか』から一部抜粋・編集したものです。

ビジネス効率性1位のデンマークと、51位の日本

北欧の小国デンマークは、世界トップクラスの国際競争力を誇る。

IMD(国際経営開発研究所)の調査によれば、デンマークの国際競争力は、2022年と2023年には2年連続1位、2024年には経済状況の影響で3位になったが、それでもトップ3だ(日本は、2022年34位、2023年35位、2024年38位)。

さらに、国際競争力を測定する4つの指標のうちの「ビジネス効率性」については、デンマークは「5年連続1位」という圧倒的な強さを示している(日本は、2022年51位、2023年47位、2024年51位)。

「ビジネス効率性が高い」と聞くと、みんながテキパキと仕事だけをしている様子を思い浮かべるかもしれない。だが、実際のデンマークの職場はのんびりしている。

さらに、短い勤務時間の中に「軽い雑談」を取り入れている。近況報告、ランチ、週に1回の朝食会の開催からチームメンバーの誕生日祝いまでする。いったいどうなっているのだろうか。

デンマーク人への取材を通じて見えてきたことは、じつは、仕事とは関係なさそうな「軽い雑談」が、イノベーションを起こすきっかけとなり、仕事の成果につながっているということだ。

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