「保育園の先生に聞きたいことが聞けない。質問のコツは?」など保育園の《入園直後》に抱えがちな“不安や疑問”にプロが回答!

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防止策や子どもの指導は先生たちの仕事です。かんだ子どもを特定して、相手の親に謝罪を求めようする人もいますが、それはあまり意味がありません。子どもは日中に起こったことを帰宅後に叱られても、まだわからない年齢だからです。

あまりに頻発する場合は、先生の対応が不十分になっている可能性もありますので、対応方針を聞いてみるのもよいと思います。ただ、保護者同士でもめるのは、得策ではありません。

もっと上の年齢で暴力が起こる場合は、その子ども自身が何か特別な課題をかかえている場合もあります。その場合も、園としては、子どもが何に困っているのかを見極め、場合によっては専門機関の支援を受けながら、子どもの育ちを支えていかなくてはなりません。

危険を感じる場合は、園に防止策を求めてもよいのですが、問題行動を起こしている子どもの排除を求めるような働きかけはかえって問題を複雑にします。

この年齢の子どもの問題行動は、周囲の大人から理解されて受け止められることで改善するケースもあります。問題行動をしてしまう子どもの家庭も困っているはずですので、追い詰めるような行動は慎みましょう。

質問④
病児保育とベビーシッター、登録しておいたほうがいい?

保育園に入園して1〜2年は、子どもは感染症などの病気にかかりやすく、どうしても登園できない日が多くなります。そんなときは、まず母親と父親が分担して、有給や看護休暇などを使って対応する家庭が多いと思いますが、何日も続くと困ってしまいます。

病児保育・ベビーシッターは心強い助っ人になります。登録したけど利用しなかったという人も少なくありませんが、登録しておくだけで安心です。

病児保育は小児科併設と保育園併設のところがあり、近くにあれば、1日2000〜3000円程度で利用できます。事前の手続きが必要ですので、育休中など動けるときに調べて登録しておくとよいでしょう。

ベビーシッターにも病児シッターのサービスを実施しているところがあります。病児シッターは、ベビーシッター会社のシッターで1時間2000〜3000円かかる場合が多いでしょう(ほかに入会金等もある)。マッチングサイトのシッターのほうが料金は安めですが、さまざまな人が登録しているので、シッター選びはより慎重にしてください。

お試しで頼むなどして信頼できるシッターを見つけられれば、自宅で見てもらえるので利用しやすいはずです。国や自治体のシッター料金補助が利用できるベビーシッター会社もあるので、早めに調べて手続きしておくとよいでしょう。

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