3COINSが密かに始めた「スリコオニギリ」。「税抜き300円とやや高級」「味もコンビニおにぎりとは全然違う」など謎めいた"実態"を探った結果

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もはや300円ではない3COINS

3COINSが扱う商品領域はどんどん広がっている。今や店舗数は350店舗を超え、パルの売り上げは3COINSが牽引していると言っても過言ではない。

今年1月に発表された直近の2025年2月期第3四半期決算資料によると、雑貨事業の営業利益は40億4200万円となり、これは前年比2倍以上の伸びを記録しているが、その背景には3COINSの売り上げ伸長があるという。

3COINSは300円の生活雑貨だけ売るフェーズからはとうの昔に脱却し、300円以外の商品も充実するようになって久しい。1000円以上の商品も珍しくなくなったし、扱う商材も雑貨のみならず美容家電やコスメ、食品など多方面に進出。コスメは「and us」というブランドをスピンオフしたほか、最近はレトルト食品や菓子類などの食品も充実している。

and us
原宿本店の食品陳列棚。ちょっと「無印良品」に雰囲気が似ている(筆者撮影)
3COINS
原宿本店では筆者が訪れた際は古着コーナーもあった。その時々でさまざまな商品にチャレンジしている(筆者撮影)

3COINSではつねに商材の新規開拓に目を光らせているに違いない。そこで目を付けたのがおにぎりか。その日に作ってその日に売り切らなくてはならないおにぎりは生産や在庫管理の勝手が異なり、3COINSにとって挑戦になるはずだ。

この「スリコオニギリ」が好評になれば、今後おにぎりをはじめ3COINSの店内に作り立ての食品が並ぶことがあるのかもしれない。新たな3COINSの看板商品の誕生を期待したい。

【もっと読む】静かに拡大中、コメダ運営の甘味処「おかげ庵」は一体何が凄いのか? では、コメダが運営する甘味処チェーン「おかげ庵」の凄さについて、外食系ニュースサイト「フードスタジアム」編集長である大関まなみ氏が詳細に解説している。
大関 まなみ フードスタジアム編集長/飲食トレンドを発信する人

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おおぜき まなみ / Manami Ozeki

1988年栃木県生まれ。東北大学卒業後、教育系出版社や飲食業界系出版社を経て、2019年3月より飲食業界のトレンドを発信するWEBメディア「フードスタジアム」の編集長に就任。年間約300の飲食店を視察、100人の飲食店オーナーを取材する。
Instagram:@manami_ohzeki

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