52歳から「日本の"聖地"を巡るひとり旅」〜感じたまま導かれ3年間で日本列島を隅々まで〜【新時代の大人旅】一度は見たい絶景&聖地を求めて
コロナ禍による行動制限が緩和された2023年5月以降、人々の移動が活発になる中で、「読者の皆さんが喜ぶ場所はどこだろう」という視点も大切にしました。宗像(むなかた)、奥入瀬(おいらせ)、飛騨高山ーー。確かな魅力を持つ場所を、自分の目で確かめながら紹介していく。そんな旅のスタイルが確立されていったように思います。
穴場探しの旅は、日本の新しい魅力を再発見する機会となりました。それは観光地としての価値だけでなく、その土地に息づく人々の営みや文化の深さを知る、かけがえのない体験となったのです。
2年目の旅の締めくくりは、沖縄・与那国島での黒潮との出会いでした。
太古の昔から日本列島に影響を与え続けてきたこの海流に触れた時、なんとも言えない大きな満足感に包まれました。それは単なる海流ではなく、私たちの文化や歴史を形作ってきた大きな力なのだと実感したのです。
振り返れば、この2年間の旅も、まるで黒潮に身を任せるかのように展開してきました。1年目で培った感覚は、2年目でより確かなものとなり、さらにその先を見据える力を与えてくれました。
神宿る島・沖ノ島をこの目で見られたのも、天草で新たな魅力を発見できたのも、旅人としての感度が高まっていたからでしょう。その経験は、日本の自然と歴史・文化の深い結びつきを教えてくれました。
旅を重ねるごとに、「訪ねる」という行為の意味も深まっていきました。それは単に足を運ぶことではなく、その土地に身を任せ、巡り合わせを大切にすること。黒潮が運んでくれた出会いは、これからの旅路をより豊かなものにしてくれるはずです。
2年目の旅を終えた時、なんとも言えない深い充実感を得ることができました。黒潮の流れのように、旅もまた、大きな循環の一部なのかもしれません。
宇宙からの視座
辰年を迎えた3年目の旅は、日本列島そのものが龍の形をしているという視点から始まりました。これから1年の訪問地をどう選ぶか……その答えは、龍神様への御挨拶という形で示されました。一つひとつの土地で手を合わせながら、日本列島を流れるエネルギーの存在を肌で感じていったのです。
3年間の旅は、日本列島という一頭の馬(私がこの旅で訪れた場所を線でつないでいったら、馬が立ち現れてきました)の背に乗り、東を目指す形で完結しました。この旅の中で、私は日本列島を巡るだけでなく、自分自身と向き合い、多くの気づきを得ることができました。
その過程で、宇宙飛行士の方々が口を揃えて言う「宇宙から眺める地球には国境がない」という言葉を再認識できたことも、大きな意味を持っています。
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