52歳から「日本の"聖地"を巡るひとり旅」〜感じたまま導かれ3年間で日本列島を隅々まで〜【新時代の大人旅】一度は見たい絶景&聖地を求めて
旅というものは目的地へ行ってただ満足するだけではない。その後の人生を変えてしまうほどインパクトがあり、人生を豊かにしていくものなのだとお2人から学びました。
私自身がそうであったように、雑誌の旅連載が、誰かの心の悦びになっていただけるよう、天気の神様に祈り、絶景写真が撮れるポイントを探し続けた3年間でした。
思いがけない「発見」もありました。取材を続けていくうちに、もう一つ、テーマが現れてきたのです。
メインテーマになっていたのが、日本列島の聖地を訪ねて、美しき日本の姿を伝えていくこと。そこには、「八百万の神々との出会い、土地との出会い、人との出会い、食との出会い」がありました。
最後に現れた……いや正確には途中から気づき始めていたもう一つのテーマ、それが「自分との出会い」つまりは「今存在している自分とのつながり(魂の記憶)を辿る」というものでした。
2020年12月から約200年ぶりに始まったとされる占星術で言う「風の時代」。物質的な豊かさより、内面の豊かさに価値が高まる心の時代に沿った、本当の自分に出会う「導かれの旅」。
これこそが、新時代の大人の旅ではないだろうか? 新時代の大人の旅とは、「頭で考え行動するという旅のスタイルから、インスピレーションでふっと感じたことに導かれ訪れていく旅のスタイル」。
50歳を過ぎ、導かれるままに訪れていった旅が、人生の答え合わせの旅だと気づくことができたのは、さまざまな経験をしてきたからこそ……と思いました。そして「聖地」とは、そんな人々の心の願いを叶えてくれる慈愛に満ちた場所でした。
無我夢中の船出~予期せぬ旅の始まり~
日本の聖地巡りの旅が始まったのは2022年。世界的なパンデミックの影響下での旅立ちとなりました。当初の計画通りには進まないかもしれないーー。わずかな不安を抱えながらも、閉塞的な世の中に聖地のパワーを届けたいという思いで、まずは一歩を踏み出すことにしたのです。
けれど、コロナ禍という特殊な状況は、思いがけない方向へと私を導きました。当初は予定していなかった富士山が旅の第一歩になり、人々の往来が少ない離島やエリアへと足を向けることになったのです。
予定していた場所に行けないもどかしさはありましたが、それは新たな発見への扉を開くことになりました。「コロナの状況を見ながら」という柔軟な姿勢で臨んだことで、思いもよらない聖地との出会いが実現するなど、振り返れば、この無我夢中の旅立ちこそが、その後の展開の伏線となっていたのかもしれません。
計画通りにはいかないからこそ、心を開いて目の前の出会いに向き合う。そんな姿勢が自然と身についていきました。富士山から始まり、離島を巡り、そして青い水の世界へと導かれていく……。その一つひとつが、かけがえのない物語を紡いでいったのです。
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