「リアルでも超進学校じゃん…」ドラマ『御上先生』はロケ地も「東大合格者ランキング2位」のすごい学校だった! 「学園ものドラマ」人気ロケ地7選

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もう1つは、アニメ『ゆるキャン△』(2018、2021、2024年)で登場する、山梨県身延町の「旧下部(しもべ)小学校・中学校」です。

主人公たちが通う「本栖高校」のモデルになった学校として知られていて、同じく舞台になっている常葉(ときわ)の街を見下ろせる高台に建っています。

学校自体は2017年に閉校となっていますが、最寄りのJR甲斐常葉駅からの道筋にはいまだ看板などが設置され、多くの聖地巡礼ファンを集めています。

旧下部小・中学校
聖地巡礼で訪れるファンも多い「旧下部小学校・中学校」(筆者撮影)
旧下部小・中学校
周りは緑豊かな環境です(筆者撮影)

「学園もの」のロケ地に選ばれるポイント

いわゆる「学園もの」のロケ地としては、往年の映画『二十四の瞳』(1954年)の舞台となった小豆島「二十四の瞳映画村」が香川県の小豆島に現存するほか、ドラマ『ドラゴン桜』第2シーズンに登場した「東京経済大学」(東京都国分寺市)や、アニメ『ヤマノススメ』(2013年)で主人公たちの通う高校のモデルとして登場する「聖望学園」(埼玉県飯能市)など、多くの学校が映像作品に登場します。

小豆島
小豆島にある「二十四の瞳映画村」内の教室(写真:taka/PIXTA)
聖望学園
『ヤマノススメ』に登場する「聖望学園」(筆者撮影)

「学園もの」のロケは、いかにリアリティを出すかがポイントで、成功のカギであると言っていいと思います。学校側にとっても、そんなドラマの舞台になることによって、生徒募集に向けたイメージアップなどのメリットが生まれます。

同じ「学校」といえど、その佇まいや表情は多種多様。それぞれで実際の学園生活が営まれてきた歴史があり、ドラマがあります。この春、「学園もの」ドラマや映画を観て、ご自身の学園生活での思い出を重ねてみてはいかがでしょうか。

東京経済大学
ドラマ『ドラゴン桜』第2シーズンでは、東京経済大学がロケ地となりました(筆者撮影)
古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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