採用難の時代「転職エージェント」就活生殺到の訳 「高収入だが激務」という意見を跳ね返す魅力とは?
エージェントが学生の就職先として人気を集めているのはなぜでしょうか。複数のエージェントの若手社員にヒアリングをしたところ、4つの要因が見えてきました。
① エージェントは学生にとって身近な存在
一昔前はエージェントというと、管理職・役員クラスの会社員が転職で利用するものでしたが、近年は第二新卒、さらに就活生の利用が増えています。就活生は、身近な存在となったエージェントを就職先として意識するのでしょう。
「大学に入って、浪人時代にお世話になった予備校でアルバイトしました。そして、就活でお世話になったエージェントに就職しました。友人からは、よく『お前の生き方は安直だ』と言われますが、逆にまったく知らない会社をわざわざ探して就職するほうが不思議です」
② ミスマッチが起きにくいという安心感
近年、学生と企業のミスマッチ(「こんなはずじゃなかった!」という認識のズレ)、それによる早期退職の増加が問題になっています。しかし、エージェントの場合、学生と担当者のやり取りがまさに入社後の担当業務なので、「入ってから何をやらされるかわからない」という不安がありません。
若くても成果次第で高収入を得られる
③ 意義が大きい仕事
いま多くの企業が採用難に直面しています。一方、就活で苦戦している学生が多数います。企業と就活生の間を取り持つエージェントの仕事は、企業と就活生の双方の悩みを解決する意義が大きいと言えるでしょう。
「就活がうまくいかず悩んでいましたが、エージェントの担当の方の親身なサポートのお陰で大手メーカーに内定をもらうことができました。エージェントの仕事って素晴らしいなあと思い、改めていまの会社に応募しました」
④ 能力・努力次第で大きな報酬
企業はエージェントの紹介で採用したらエージェントに成果型の手数料を支払い、その何割かがエージェントの担当者に成功報酬として支払われます。成果を出せる担当者は、年齢に関係なく大きな報酬を手にすることができます。
「頑張れば成果が出て、成果が出れば大きな報酬を得られます。やりがいのある仕事ですし、元々人に会うのが好きなので、充実した毎日を送っています」
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