採用難の時代「転職エージェント」就活生殺到の訳 「高収入だが激務」という意見を跳ね返す魅力とは?

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(写真:USSIE/PIXTA)

いま学生・社会人の就職・転職を支援するエージェント業が急成長しています。そして、新卒の就職先としても、エージェントが脚光を浴びています。今回は、エージェントが新卒の就職先として人気を集めている理由とその実情を確認しましょう。

今回、まず複数のエージェントに最近の自社の採用状況について確認しました。いずれも「採用数は非公表」としつつも、「新卒・第二新卒を積極的に採用しており、以前の数倍です」「数年前まで新卒の採用は年に数名程度でしたが、いまは数十名単位になっています」ということでした。

エージェントを利用している電子部品メーカーの採用担当者は、就職先としてのエージェント人気について、ため息交じりに体験を語ってくれました。

就職フェアのブースで学生が群がる

「先日参加した就職フェアで、当社のブースは閑散としているのに、ひときわ多くの学生が群がっているブースがありました。どんな会社かなと思ったら、当社とお付き合いがあるエージェントでした。我々の採用を支援するエージェントが、我々を差し置いて学生に大人気というのは、複雑な心境です」

近年、エージェント各社が新卒・第二新卒を積極的に採用してきた結果、社員の若返りが急速に進んでいます。大手ゼネコンの採用担当者によると、「当社がお付き合いしているエージェント5社の担当者は、以前は40代以上のベテランばかりでしたが、ここ数年で10~20歳若返っています」とのことです。

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