重ねて、必要な什器や道具もケーキ店より少なく、少人数で回せるため、出店コストも低い。少人数運営が可能なことは、昨今の人材不足にも対応した戦略と言える。
メニューはあえて少なく

なぜ「ペコちゃんmilkyドーナツ」が生まれたのかがわかったところで、気になるメニューを詳しく見てみよう。
メインとなるのは、「milkyドーナツ」だ。米油で揚げるふんわり口溶けのいい生地に練乳が練り込まれており、やさしい甘さがうれしい。
プレーンのほか、チョコレート、いちご、そして春なら「桜」などの季節限定と、4種類ほどのフレーバーを展開している。
また、小ぶりのボール型5個を詰め合わせる、「milkyボールドーナツ」も用意されている。
ふわもち食感の生地に、やわらかい口当たりのミルキークリームを詰めた「milkyクリームドーナツ」も人気のひと品だ。こちらも、春は「苺ミルク」など、季節限定フレーバーがある。

さらにイートイン限定で、「milkyドーナツ」の上に「プレミアムmilkyソフトクリーム」を絞った「milkyドーナツソフト」というメニューも。プレミアムmilkyソフトクリームは、単品でも提供している。不二家の一部ケーキ店で提供しているソフトクリームよりも、乳脂肪が多くコクがあるそうだ。
「ドーナツとソフトクリームの相性がかなりいい」と評判だそうで、金田さんも試食して、「一緒に食べるとこんなおいしかったんだ」と目を見張ったのだとか。見た目もかわいく、今後SNSでバズる可能性もありそうだ。

ドリンクには、コーヒー、紅茶、カフェラテのほかに、「のむmilky」がある。練乳を使ったミルキー風味のドリンクで、甘めだが、どこか昔懐かしくほっとする味わいだ。
これをコーヒー、紅茶と合わせたメニューもある。いずれも、ホット、アイスから選べ、ドーナツとセット注文も可能。ドーナツ1個とドリンクのセットで30円OFF、2個だと70円OFFで購入できる。
ドーナツが全部で9種類、ドリンクが8種類。あとはソフトクリーム。少しアイテム数が少ないのでは?と尋ねたところ、「アイテム数を増やす考えはない」との答えが返ってきた。
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